ファンタジーを物理で説明する

はじめに

僕が大好きなファンタジーの魅力って現世ではありえない、それこそファンタジックな世界や世界観だと思うのですが、自分の作品で物理学工学を無視するのが嫌です。これはもう僕が理系方面の出だからなんでしょうけど、なんにしても許せないものは許せないのでどうにかすることになります。

で、

でも最終的には魔法へ丸投げですね。そりゃもう現世で絶対的存在である物理学や工学うっちゃってファンタジー世界を作ろうってなればファンタジー界の摂理とでも言うべき魔法にご登場願うしかありません。

超重量の大剣

剣と魔法のファンタジーのロマン・アイテムである超重量の大剣ですが、物理学的・工学的には無理アイテムです。持てるかどうか、力の問題じゃないです。例えどんなに力を持っていても、超重量の武器で戦うことはできません。 問題は体重です。ざっくり、武器より軽い体ではマトモに扱うことができないのです。重い扉を開けようとしたら踏ん張らないといけません。じゃぁもっと重い扉を開けるには、もっと踏ん張ります。さらに重い扉は? 踏ん張りが利かず、要は体重が足りなくて自分が動いてしまいます。

体重が足りないなら体重を増やすしかありません。どうやって? 魔法で! 解決は超簡単、魔法で体重を増やすだけです。他には魔法で足を地面に固定するとかもあるでしょうか。 なので。超重量の大剣を使う剣士は魔法も使える魔法剣士ということになりますね。そこはまた、パーティの仲間に魔法を掛けてもらうでもいいと思います。

強力な攻撃では吹っ飛ばない

派手なダメージ効果として攻撃を受けたキャラが吹っ飛ぶってのがあります。条件によりますがちょっと考えにくいんじゃないでしょうか。

これの問題はキャラの体の重さと強度です――また体重ですね――。人の体重分くらいを吹っ飛ばすには相応の力が必要になるのですが、そんな力を一点に衝撃を加えると、体の強度が足りずに穴が開いてしまうのです。ぶら下げたティッシュペーパーに対して、爪楊枝で(一点に)素早く(衝撃を)突きを入れたら穴が開いてしまいます。指で(一点ではなく面)やればふわりと動くでしょうし、ゆっくり(衝撃じゃない)突けばふわりと動くでしょう。でも強力な攻撃はそんなんじゃないですよね。

で、これもやっぱり魔法に解決してもらうのが一番です。自動的に障壁が展開されて衝撃を吸収するみたいな話だとどうにか辻褄が合うでしょうか。名付けてオートバリアみたいな感じ。常時展開の魔法でもいいし、魔道具でもいいんじゃないでしょうか。

魔法も物理法則で説明したい

ファンタジー世界の摂理を現世の摂理で説明って変な話かと思うのですが、不思議な現象を魔法の一言で片付けたくないのです。魔法は何でも解決してくれるんですが、じゃぁ魔法がどうやって解決したかをきれいに説明したいのです。

水魔法で水の玉をぶつけるとしたら、水を出現させることが必要です。でも物体を出現させるって凄いエネルギーが必要なんですよ。まずもってあり得ない。だって物質の中のほんの少しをエネルギーに変換するだけで原子力発電所や原子爆弾なんかの威力が得られるんです。逆の現象なんて想像の埒外、いくら魔法だからって一言で片付けられるようなことじゃないはずです。

で、僕が考えついたのは未知の次元です。僕の作品「イオの冒険」では「魔次元」として登場するのですが、現世の物理学でおよびの付かない摂理を作っちゃったんですね。なんとなく物理学っぽい雰囲気を残しつつ。

そんなワケでどう説明しているかと言うと、ざっくり「魔次元にある魔力を物質に変換する」ってことにしてます。魔法の原理が物理学で説明された体を取っているわけです。

おわりに

と、言うことで。読者さん的にどうでもいいことのような気もしますし、案外に世界観の奥が深く感じられるかもしれません。でもまぁ、そもそも僕が小説を書いているのは趣味なのですし、僕が納得できるか否かってところが重要です。納得できたらすっきりして作品を書けますし、魔法にまつわる話に筋が通ります。長いこと考えて得た方法なんですが、それだけがんばった甲斐はあるかなーと思ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください